7月24日から28日までの5日間、音声配信で話した内容を振り返ってみると、世界遺産、教育、家庭菜園、筋トレ、ゲーム、読書と、話題はかなり広い範囲に及びました。
一見すると、まとまりのない雑談に見えるかもしれません。
しかし、すべての話に共通していたのは、興味を持つ、試してみる、記録する、改善するという流れです。
世界遺産について調べる。文房具を変えて勉強しやすい環境をつくる。食べたメロンの種を植える。筋トレの方法を見直す。過去のゲームから新しいゲームの発想を考える。
どれも、最初から正解が分かっていたわけではありません。むしろ、分からないからこそ試し、その結果を次の行動につなげています。
今回は、7月24日(金)から28日(火)までの出来事と、そこから得た気づきをまとめます。
7月24日(金)|富士山の記憶と、学びを続けるための道具
20歳の頃に登った富士山
世界遺産について話そうと考えたとき、最初に思い出したのが富士山でした。
僕が富士山に登ったのは、19歳か20歳頃。今から20年以上前のことです。当時の体重は約110kg。兄と兄の先輩の3人で、富士山の5合目から山頂を目指しました。
午後7時頃に5合目へ到着し、高山病を防ぐために2時間ほど体を慣らしてから、午後9時に登山を開始。山頂に着いたのは、午前3時から4時頃だったと記憶しています。
真夏とはいえ、夜の富士山は想像以上の寒さでした。用意したウインドブレーカーだけでは足りず、山の環境を甘く見てはいけないと身をもって知りました。
それでも、山頂から見たご来光は忘れられません。
雲の上に一筋の光が差し、その光が少しずつ広がっていく。日常生活では見ることのできない景色に、若いながらも強く感動したことを覚えています。
富士山は単なる自然の山ではなく、信仰や芸術との関わりが評価された文化遺産です。UNESCOも、山頂付近の登山道や神社、湖、滝などを含む25の構成資産が、富士山の信仰的・芸術的価値を示していると説明しています。
参考: UNESCO「Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration」
登りよりも厳しかった下山後の疲労
登山中の苦しさだけでなく、強く記憶に残っているのが下山後の疲労です。
下り坂では、体を支えるために太ももや膝周辺の筋肉を使い続けます。歩いている最中は何とか動けても、5合目まで下り切った瞬間に疲労が押し寄せてきました。
その状態で山形まで帰ったため、帰路はかなり大変でした。
若い頃は勢いで挑戦できましたが、年齢を重ねた今なら、体力づくり、装備、天候、高山病対策、登山ルートの確認をより慎重に行う必要があります。
「人生で一度は登ってみたい山」である一方、無理をして登る場所ではありません。
世界遺産は話す力を鍛える教材になる
世界遺産は、文化、宗教、自然、建築、戦争、芸術など、さまざまな分野につながっています。
一つの遺産を調べるだけでも、
- どこにあるのか
- なぜ登録されたのか
- どのような歴史があるのか
- 現在どのような問題を抱えているのか
といった複数の視点が生まれます。
調べた内容を音声で話せば、知識のインプットだけでなくアウトプットにもなります。僕にとってボイスメモは、情報発信であると同時に、話を組み立ててハキハキ伝えるための練習でもあります。
毎日一つずつ世界遺産を調べて話すだけでも、雑学、会話力、文章力を同時に鍛えられそうです。
勉強への抵抗を小さくする文房具
金曜日のテーマは「勉強と道具」です。
僕が使いやすいと感じているのは、三菱鉛筆のクルトガシリーズ、ボタンの大きなラーニングタイマー、厚い本を開いたまま固定できる大型ブッククリップです。
文房具は、安ければ悪く、高ければ良いというものではありません。
大切なのは、書く、読む、時間を計るといった行動の小さなストレスを減らせるかどうかです。使いたくなる道具が机に置いてあるだけで、勉強を始めるまでの心理的な壁が低くなることがあります。
子どもが勉強に向かうきっかけとしても、本人が気に入った文房具を選ぶことには意味があると感じています。
子どものやる気を引き出す言葉は難しい
子どものピアノや勉強に対して、どの程度まで強く声をかけるべきかは、今でも迷うところです。
「やる気がないなら、やめたらいい」という言葉で反骨心が生まれることもあります。しかし、繰り返せば自信を失わせ、本当にやめる方向へ気持ちを動かしてしまう可能性もあります。
僕自身、強すぎる言葉を使ってしまったことがあります。ただ、公開記事として振り返るなら、人間性を否定する言葉ではなく、変えてほしい行動を具体的に伝えるべきだったと思います。
「なぜやらないのか」と責めるより、
- 何が難しいのか
- どこまでならできるのか
- 最初の5分を一緒にできないか
と考えたほうが、次の行動につながりやすいでしょう。
教える側も正解を持っているわけではありません。子どもの様子を見ながら、声のかけ方や環境を少しずつ調整していく。それ自体が、親にとっての勉強なのだと思います。
7月25日(土)|授業参観、メロン栽培、筋トレから学んだこと
仕事のあとに参加した授業参観
午前中は仕事を行い、午後から娘の授業参観へ参加しました。
授業の内容は「好きな本を1冊紹介する」というもの。子どもたちが本の内容を生徒同士や保護者に説明していく授業でした。
発表が得意な子もいれば、緊張して泣いてしまう子もいます。予定どおりに進まない場面で、先生がどのように判断し、クラス全体へ対応するのか。特に経験の浅い先生にとっては、授業参観そのものが大きな試練だったはずです。
授業参観で見えるのは、自分の子どもの成長だけではありません。
先生の対応、ほかの子どもたちの反応、保護者の立ち居振る舞い、保護者同士の会話。店舗経営と同じように、現場へ行かなければ得られない情報があります。
仕事を調整して参加する価値は十分にありました。
食べたメロンの種から始まった栽培
授業参観へ向かう前に、赤玉土、花と野菜用の培養土、ホース、ほうき、植木鉢などを購入しました。
育てているのは、6月初め頃に食べたメロンから取った種です。
種をきれいに洗い、2〜3日乾燥させてから10粒ほど植えたところ、予想以上に元気な葉が伸びました。小さな種からつるが伸び、鉢を覆うほど生い茂る姿を見ると、植物の力に驚かされます。
最初は深さ20〜30cmほどの容器で育てていましたが、土を崩してみると根がびっしりと回っていました。そこで、直径と深さが40〜50cmほどある野菜用の大型ポットへ植え替え、支柱も設置しました。
植え替えの際には、一部の根を傷めてしまいました。
枯れる可能性はありますが、これも実際に育ててみなければ分からない経験です。今後はつるを誘引するネットを張り、成長の様子を写真で記録していきます。
なお、食べたメロンの種から育てても、元の果実と同じ味や品質になるとは限りません。今回は「おいしいメロンを確実に収穫する」というより、種からどこまで育つのかを観察する実験として楽しむのが現実的です。
筋トレ1カ月、体重よりも変化を見る
筋トレを本格的に始めて約1カ月。
この日は、初めてベンチプレス40kgを10回×3セット行いました。チェストプレスは45kgで10回、ラットプルダウンも40kgが安定してきたため、次は45kgが目標です。
一方で、体重は思ったほど減っていません。
ただし、使用重量が伸び、体脂肪率や見た目に少しずつ変化が出ているなら、体重だけを見て失敗と判断する必要はありません。
よく「脂肪が筋肉に変わった」と表現しますが、脂肪と筋肉は別の組織です。実際には、脂肪が減る変化と筋肉が増える変化が同時に起こり、体重があまり変わらない状態が考えられます。
家庭用体組成計の数値も、水分量、食事、測定時刻などで動きます。毎日の数字に一喜一憂するより、同じ条件で測り、数週間単位の傾向を見るほうが実用的です。
7月26日(日)|筋トレを「毎日やる」から「回復まで考える」へ
最初の2週間は全身を毎日鍛えていた
トレーニング開始直後の2週間は、ほぼ毎日、全身を鍛えていました。
しかし、使用重量が上がるにつれて疲労と筋肉痛が強くなり、同じメニューを毎日続けることが難しくなってきました。
そこで、胸、背中、脚などを分けて鍛える方法へ変更。完全休養日も1〜2週間に一度は設け、体調と相談しながら進める形にしました。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人と高齢者に筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨し、有酸素運動との組み合わせや休息日の重要性も示しています。
毎日やること自体が目的になり、疲労や痛みを無視してしまっては本末転倒です。継続するためには、運動する日だけでなく、休む日も予定に入れる必要があります。
腰痛対策としての体幹トレーニング
腰の状態が完全ではないため、グルートブリッジ、デッドバグ、プランク、リバースクランチなどを取り入れています。
ただし、「体幹を鍛えれば、どの腰痛も治る」とは限りません。
痛み、しびれ、筋力低下などが出る場合は、自己判断で負荷を増やさず、医療機関の指示を優先する必要があります。そのうえで、痛みのない範囲で体を動かし、仕事を続けられる状態を保つことが現在の目的です。
成長ホルモンについての言い間違いも学び直す
音声では「成長ホルモンはお腹と頭から出るのだったか」と曖昧な話し方をしていました。
調べ直すと、成長ホルモンは脳の底面にある下垂体で作られ、血液中へ分泌されるホルモンです。脂肪組織や筋肉を含む全身に働き、代謝や身体機能の維持にも関係しています。
発信中に分からないことが出るのは悪いことではありません。分からないまま断定せず、あとで調べて訂正することが、知識を深める機会になります。
健康は自分だけでなく家族全体の課題
自分が筋トレへ夢中になる一方で、家族にも運動してほしいと思うことがあります。
しかし、本人が必要性を感じていない状態で強く勧めても、長続きしにくいでしょう。
一緒に散歩する、買い物で少し多く歩く、家で短時間だけ体を動かす。最初から本格的な筋トレを求めるより、生活の中へ自然に入れられる方法を探すほうが続けやすいはずです。
この日は、野球、卓球、ボクシング、海外サッカーなど、スポーツに関する話題にも触れました。一流選手の技術や考え方に触れることは、競技者でなくても仕事や生活への刺激になります。
また、身体の健康だけでなく、心の健康についても考えました。無理に気を張り続けるのではなく、音楽、ゲーム、家族との時間、休養を含めて生活全体を整える必要があります。
『オクトパストラベラーII』を進める時間
仕事と筋トレの合間には、『オクトパストラベラーII』も進めています。
お気に入りのオズバルド編をクリアし、次はパルテティオやオーシュットの物語をどの順番で進めるかを考えているところです。
ゲームをしていると、時間を無駄にしているように感じることもあります。しかし、物語やキャラクターの演技から刺激を受け、別の考え方を得られるなら、それも大切な趣味の時間です。
問題はゲームそのものではなく、仕事、家族、健康、睡眠とのバランスでしょう。
7月27日(月)|ゲームは「模倣」ではなく、影響を受けながら進化する
『ドラゴンクエストV』と『ポケットモンスター』の共通点
月曜日のテーマは「ゲームと歴史」です。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』と初期の『ポケットモンスター』には、モンスターと仲間になり、育て、一緒に冒険するという共通点があります。
公式情報によると、『ドラゴンクエストV』は1992年9月27日、『ポケットモンスター 赤・緑』は1996年2月に発売されています。
参考: ドラゴンクエスト公式サイト「ドラゴンクエストV」
参考: 株式会社ポケモン「ポケモンの歴史」
ただし、発売順が分かったからといって、一方がもう一方を直接まねたと断定できるわけではありません。
モンスターを仲間にする、捕まえる、成長させる、素材として活用するといった発想は、複数の作品がそれぞれ異なる形で発展させてきました。
『サガ』シリーズではモンスターが肉を食べて変化し、『リンダキューブ』では動物を集めることが物語の中心となり、『モンスターハンター』では倒したモンスターの素材から装備を作ります。
同じ「モンスター」という題材でも、遊びの目的やルールが変われば、まったく違うゲームになります。
流行したジャンルから新しい作品が生まれる
RPGが流行した時代には、多くのRPGが作られました。人気アクションゲームが登場すれば、似た操作感や構成を持つ作品も増えます。
完全に何もないところから新しい作品が生まれることは、ほとんどありません。
過去の作品を遊び、
- 面白かった部分を残す
- 不便だった部分を改善する
- 別のジャンルと組み合わせる
- 新しい物語や世界観を加える
という積み重ねによって、ゲームは進化してきたのだと思います。
現在は、個人や少人数でもゲームを制作しやすくなり、AIを補助として使う選択肢も増えています。グラフィックやプログラムを作りやすくなるほど、最終的には脚本、ルール、遊びの目的といった企画の力が差になります。
僕自身もPythonでゲーム制作を学んでいるからこそ、遊ぶ側だけでなく「なぜ、この仕組みが面白いのか」という作る側の視点を持ちたいと感じています。
7月28日(火)|世界遺産の本と、写真1枚が伝える物語
本屋で選んだ4冊
本屋で購入したのは、山形の情報誌『ZERO☆23』、スポーツ誌『Number』、ゲーム誌『Nintendo DREAM』、そして世界遺産検定2級の公式テキストです。
ジャンルは違いますが、どの本も自分の知らない世界へ入る入口になります。
世界遺産検定2級の公式テキストは、2025年3月時点の日本の全遺産26件と、世界の代表的な遺産300件を掲載しています。公式案内では、2級試験の8割以上がこのテキストから出題されるとされています。
参考: 世界遺産検定「2級テキスト」
いきなりすべての世界遺産を覚えようとすると、範囲が広すぎて続きません。まずは2級の300件から入り、興味を持った遺産を一つずつ深掘りする方法が、自分には合っていると考えました。
世界遺産の総数は想像以上に多い
UNESCOの公式リストでは、2026年7月28日時点で世界遺産は1,273件。その内訳は文化遺産991件、自然遺産240件、複合遺産42件です。
参考: UNESCO「World Heritage List」
音声で話していた「1,223件」という数字は古い情報でした。世界遺産は新規登録や範囲変更などによって情報が更新されるため、記事にするときは公式情報を確認する必要があります。
グレート・バリア・リーフ、屋久島、白神山地
公式テキストを眺めるだけでも、知っているつもりで詳しく説明できない遺産が数多く出てきます。
たとえば、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ、アメリカのイエローストーン国立公園、日本の屋久島や白神山地です。
グレート・バリア・リーフは、世界最大規模のサンゴ礁群と多様な生物で知られています。屋久島には古いスギを含む豊かな森林が残り、白神山地には東アジア最大級の原生的なブナ林が残されています。
参考: UNESCO「Great Barrier Reef」
参考: UNESCO「Yakushima」
参考: UNESCO「Shirakami-Sanchi」
山形から見れば、白神山地がまたがる秋田県は隣県です。遠い海外の遺産だけでなく、比較的身近な場所から調べていくのも面白そうです。
ただし、深い山へ入る際には、道迷い、天候、クマなどへの対策が欠かせません。「近いから気軽に行ける」と考えず、現地のルールや最新情報を確認する必要があります。
『Number』の写真が伝える、映像とは違う迫力
『Number』を読むたびに感じるのが、スポーツ写真の力です。
サッカー選手がボールを蹴る瞬間、走り出す瞬間、試合後に見せる表情。映像では一瞬で流れてしまう場面を、写真は1枚の中へ閉じ込めます。
優れたスポーツ写真からは、選手の技術だけでなく、その場の空気、緊張感、性格まで伝わってくるように感じます。
写真を眺めて「この瞬間、選手は何を考えていたのか」と想像するだけでも、観察力や言葉を作る練習になります。
音声配信やブログの企画として、ときどき「写真を見て感じたことを言葉にする」回を作るのも面白そうです。
5日間に共通していたのは「小さく試して、言葉にすること」
富士山の記憶、子どもの勉強、メロン栽培、筋トレ、ゲームの歴史、世界遺産の読書。
話題は違っても、行動の流れは共通しています。
- 気になったものを調べる
- 自分で試してみる
- 結果を観察する
- 音声や文章で言葉にする
- 間違いや不足を修正する
学びは、知識を集めるだけでは完成しません。
実際に使い、育て、動き、話し、書くことで、自分の経験として残っていきます。
ボイスメモは、その日の考えを残すだけのものではなく、ブログ、SNS、次の学習テーマへ展開できる素材です。
毎日完璧な内容を話す必要はありません。間違いがあれば調べ直し、次の記事で修正すればいい。継続することで、話す力も文章力も少しずつ上がっていきます。
今後続けたい4つの記録
今回の5日間を、次の行動につなげます。
1.世界遺産を1日1件調べる
登録理由、場所、歴史、現在の課題を簡単にまとめ、音声で話します。1回で完璧に覚えるのではなく、毎日一つずつ知識を増やします。
2.筋トレは体重以外も記録する
使用重量、回数、走行距離、ウエスト、体調、痛み、睡眠を記録します。体重だけでは分からない変化を確認し、疲労が強い日は休みます。
3.メロンは写真で成長を残す
植え替え後の葉、つる、花、実の変化を定期的に撮影します。収穫の成否だけでなく、育つ過程そのものをコンテンツにします。
4.週に一度、音声をブログへ再編集する
毎日のボイスメモを週末にまとめれば、ゼロから記事を書く必要がありません。
音声で素材を作り、ブログで整理し、SNSで要点を発信する。この流れを仕組みにすれば、一つの体験を複数のコンテンツへ展開できます。
まとめ
40代になると、仕事、家族、健康、趣味のすべてに使える時間は限られてきます。
だからこそ、一つの行動から複数の価値を生み出す工夫が必要です。
筋トレは健康と仕事を支え、読書は音声配信のテーマになり、音声配信はブログ記事の素材になります。子どもの授業参観やメロン栽培も、観察し、考え、記録すれば立派な学びです。
大きな結果を急ぐより、今日できる小さなことを続ける。
7月24日から28日までの5日間は、学びも健康も発信も、結局はこの積み重ねで作られるのだと改めて感じた期間でした。