低価格カットの1日の流れと、正直な売上感覚 #2

低価格カットの1日の流れと、正直な売上感覚

低価格カットの仕事は、
毎日同じことの繰り返しに見えますが、
実際には日ごとにかなり違いがあります。

忙しさや来店数、
売上に対する感覚も、
曜日や天候、季節によって大きく変わることが多いです。

この記事では、
地方で低価格カットを続けている一人の美容師として、
日々の1日の流れと、
数字に対する正直な感覚を書いていきます。


朝の準備と開店まで

店に入るのは、朝7時30分過ぎです。
通勤時間はおよそ30分で、
距離にすると19キロほどあります。

開店前の準備はほぼ決まっていて、
空調の管理、店内の清掃、
道具の確認と整備、
洗濯や前日に干していた洗濯物の片付けを行います。

その後、
神棚に柏手を打ち、
お茶を一杯含みながら、
その日の流れや目標を軽く確認します。

準備にかかる時間は、
およそ50分ほどです。
特別なことをしているわけではありませんが、
この準備を雑にすると、
その日の仕事がやりにくくなります。

逆に言えば、
ここをきちんと整えておくだけで、
余計なストレスはかなり減ります。
結果として、
お客さんとの会話も自然と弾み、
仕事もスムーズに進みます。

朝の時間帯に来店されるのは、
夜勤明けの方や昼から仕事の方、
高齢者や乳幼児連れの方が多いです。

専業主婦の方や、
定年後間もない高齢の方が来られることもあり、
朝は比較的落ち着いた空気になります。
思いがけない話題が出ることもあり、
有益な情報交換の時間になることもあります。


日中の流れ

来店が多くなる時間帯は、
9時から13時ごろと、
16時から18時ごろです。

午前中は集中して来店があり、
昼過ぎはいったん落ち着きます。
夕方になると、
仕事終わりの方が増えてきます。

曜日ごとの波も、
はっきりしています。

毎週月曜日が定休日のため、
火曜日は忙しくなりやすいです。
第3日曜日の定休日と重なると、
日曜と月曜が連休になり、
その翌日は特に来店が集中しやすくなります。

土日は全体的に忙しくなりがちですが、
火曜、水曜、木曜と忙しい日が続くと、
金曜日は比較的落ち着くことが多いです。

気温の変化も、
来店数に影響していると感じています。

前日に比べて気温が大きく下がると、
来店は少なくなりやすく、
逆に気温が大きく上がると、
忙しくなることが多いです。

あくまで感覚的な話ですが、
長く続けていると、
こうした流れは自然と読めるようになってきます。


流れ作業にならないために意識していること

低価格の仕事は、
どうしても流れ作業になりやすいです。

それを防ぐために、
少しでも声を出すことを意識しています。

一言声をかけるだけで、
そこから自然に会話が続くことも多くあります。

無理に話題を作ろうとすると、
話が散らかったり、
自分でも何を話しているのか
分からなくなることがあります。

そのため、
無言にならないように、
作業中に手順を復唱することもあります。
それだけでも、
店内の空気はずいぶん違ってきます。


実際の来店数と売上感覚

来店数は、
日によってかなり差があります。

落ち着いている日は20人前後、
忙しい日は30人前後になることが多いです。

タイミングが重なると、
さらに増える日もあれば、
天候や時期によっては、
かなり静かな日もあります。

単価は低めですが、
地方という環境もあり、
一人ひとりの積み重ねで
成り立っている感覚が強いです。

数字だけを見ると派手さはありませんが、
現実的には十分に回っている、
という実感があります。


正直きついと感じる瞬間

体力面では、
経理作業を寝る前に行うことが多く、
寝不足になると、
翌日の仕事に影響が出ることがあります。

ただ、
定期的にランニングをするようになってからは、
以前ほど体力への不安は感じなくなりました。

営業時間は9時から18時半までです。
このリズムを10年以上続けていると、
生活としては、
自然と身体が順応してきます。

単価については、
これまで段階的に見直しを行ってきました。
価格を上げることには迷いもありましたが、
続けていくためには、
必要な判断だったと感じています。

安さだけを優先して無理を重ねるよりも、
長く続けられる形を選ぶようになりました。


それでも続けている理由

一番大きいのは、
この仕事で生活が成り立っていることです。

無理をしすぎることなく、
休みの日に講習や大会に出る必要もありません。

周りを見ると、
新しい技術の勉強や講習に
力を入れている人も多く、
焦る気持ちが出ることもあります。

ただ、
持病のこともあり、
無理をしない働き方の方が、
自分には合っていると感じています。

若くはありません。
だからこそ、
今の自分には、
この営業スタイルが合っていると考えています。


まとめ

低価格カットの仕事は、
決して楽な仕事ではありません。

忙しさに波があり、
体力的にきつい日もあります。

それでも、
無理を重ねず、
生活が回る範囲で、
仕事を続けることはできています。

派手な経営ではありませんが、
地方では、
現実的な選択肢の一つだと感じています。

低価格カットで生活できるのかをテーマにした地方美容師の実体験アイキャッチ画像
最新情報をチェックしよう!
>低価格でも、安心して任せてもらえる技術を大切にしています

低価格でも、安心して任せてもらえる技術を大切にしています

かみのやま温泉駅前でお店を続けながら、日々コツコツ営業しています。 かみのやま温泉へお越しの際は、 カットのついでに周辺のことなど、気軽に声をかけてください。

CTR IMG