低価格カットで独立する前に考えておきたかったこと #6

 

低価格カットで独立する前に考えておきたかったこと

低価格カットで独立してから、長い時間が経ちました。
今となっては生活も仕事も落ち着いていますが、振り返ってみると、独立前にもう少し考えておきたかったことがいくつかあります。

後悔というほど大きなものではありません。
ただ、もし当時の自分に伝えられるなら、こういう視点は持っておいてほしかったと思うことです。


「始められるか」より「続けられるか」

独立前は、どうやって始めるかばかりを考えていました。
資金のこと、物件のこと、メニューや価格設定。もちろん大事です。

ただ、本当に重要だったのは、
「この働き方を何年続けられるか」という視点でした。

低価格カットは、一時的に頑張る仕事ではありません。
体力、生活リズム、気持ちの持ち方も含めて、続ける前提で整えておくべきでした。


体力は確実に落ちるという前提

独立当初は、多少の無理は当たり前だと思っていました。
若さでカバーできる部分もありますが、それは永遠ではありません。

低価格カットは、人数をこなす働き方です。
年齢を重ねたとき、今と同じ動きができるか。
この前提を、もう少し真剣に考えておけばよかったと感じています。


収入より「生活の形」を想像する

独立前は、月の売上や利益を中心に考えていました。
ですが、実際に大きく影響したのは生活の形でした。

何時に起きるか。
何時に帰るか。
休みの日をどう使うか。
家族との時間をどう作るか。

数字よりも、日常の積み重ねの方が重要でした。
低価格カットは派手な変化は少ないですが、毎日の繰り返しが続きます。
その生活を受け入れられるかどうかは、独立前に考えておくべき点だと思います。


価格への評価は割り切りが必要

低価格という理由で、仕事内容を軽く見られることはあります。
それをどう受け止めるかは、人それぞれです。

価格に対する評価をいちいち気にしてしまう人には、精神的にきつい場面も多いと思います。
割り切れるかどうか。ここは、独立前に一度立ち止まって考える必要がありました。


フランチャイズから独立を考えるなら「契約」を軽く見ない

これは自分の過去の話ですが、独立前に在籍していた職場を離れることを考えていた時期がありました。
その流れの中で、当時の新規事業として立ち上がったフランチャイズの1号店を任され、独立に近い形で現場を動かす立場になりました。

当時は、経験として得られるものも多く、勝算もあると判断して契約を結びました。
ただ、今振り返ると、契約内容や運用ルールは十分に整っているとは言いにくく、確認すべき点が多かったと思います。

様々な問題はありましたが、
現在安定した経営はできています。
それでも、フランチャイズや業務委託の形で独立を考える場合は、
「口約束で進めないこと」
「契約書を読み切ること」
「後から揉めやすい点を先に潰すこと」
この3つは、最優先で意識した方が安全です。

特に、将来的に揉めやすいのは、次のような部分だと感じています。

  • 途中解約の条件と違約金の有無
  • 仕入れや指定商材の縛りがあるか
  • ロイヤリティや手数料の計算方法
  • 看板や商標、広告素材の扱い
  • 顧客情報、予約台帳の所有権
  • エリアや競業(近隣出店)のルール
  • 機材や内装の負担区分(誰が買い取るのか)

このあたりは、契約時に見落とすと後で効いてきます。
独立前は勢いが出やすいので、気持ちが前のめりになっている時ほど、紙の中身を冷静に見る必要があります。

自分がもう一度当時に戻れるなら、
契約書の確認に時間とお金を使うことは「遠回りではなく保険」だと伝えたいです。


「自分に合うかどうか」がすべて

低価格カットは、良い悪いで語れる働き方ではありません。
合う人には合いますし、合わない人には合いません。

周りの評価や情報よりも、自分の性格や価値観を丁寧に見ておく。
これが一番大事だったと思います。


まとめ

低価格カットで独立する前に考えておきたかったことは、特別なノウハウではありません。

続けられるか。
生活として成り立つか。
自分に合っているか。
そして、契約で将来の揉め事を増やさないか。

この視点を持って準備しておけば、気持ちはだいぶ違ったと思います。
これから独立を考える人にとって、この記録が判断材料の一つになれば幸いです。


 

低価格カットで生活できるのかをテーマにした地方美容師の実体験アイキャッチ画像ドラゴン
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