低価格カットという働き方のメリットとデメリット #3

低価格カットという働き方のメリットとデメリット

低価格カットという働き方は、
人によって合う・合わないがはっきり分かれる仕事だと感じています。

収入面だけを見れば、
もっと効率の良い働き方はあります。
技術面だけを見ても、
別の環境の方が向いている人も多いと思います。

それでも自分は、
地方で低価格帯のカットとカラーの仕事を続けています。

このブログでは、
地方でカットとカラーの仕事を続けている
一人の美容師としての記録を書いています。

今回は、
日々の仕事を続ける中で感じている
低価格カットのメリットとデメリットについて、
感情論ではなく、生活者目線で整理して書いてみます。


メリットと感じている点

仕事の内容がシンプルになる

低価格カットの仕事は、
やることが比較的はっきりしています。

メニューはカットとカラーが中心で、
複雑な施術構成や、
細かいオプション設計が必要な仕事ではありません。

その分、
目の前の作業に集中しやすく、
判断に迷う場面が少ないです。

次は何をするか。
どのくらい時間がかかるか。
どの流れで動くか。

これがほぼ決まっているので、
仕事中に余計なエネルギーを使わずに済みます。

施術の流れが一定していることで、
仕事のリズムも作りやすく、
日々の業務を安定して続けやすいと感じています。


集客面で大きく悩みにくい

低価格という点から、
一定数の来店が見込めるのは事実です。

もちろん、
何もしなくても人が来るわけではありません。

ただ、地方では特に、
「安くて、近くて、入りやすい店」
への需要は想像以上に安定しています。

派手なブランディングをしなくても、
地域の中で必要としてくれる人がいる。

「行きやすい」
「通いやすい」
「特別じゃない」

こうした理由で選ばれているケースが多く、
日常の延長として利用されている感覚があります。

集客で消耗しにくいというのは、
長く続ける上ではかなり大きなメリットです。


売上の把握がしやすい

単価がある程度決まっているため、
売上の構造がとてもシンプルです。

売上は、
ほぼ来店数で決まります。

良くも悪くも、
数字が分かりやすい働き方です。

「今日はなぜこうなったのか」
「来月はどのくらいか」

感覚ではなく、
件数ベースで考えられる点は、
経営を続ける上でかなり助けになっています。

計画を立てやすいこと。
改善点が見えやすいこと。

このあたりは、
低価格カットならではの強みだと感じています。


デメリットと感じている点

体力的な負担は避けられない

単価が低い分、
ある程度の人数をこなす必要があります。

忙しい日は、
ほぼ休みなく手を動かし続けることになります。

若い頃は気にならなかった部分も、
年齢を重ねるにつれて、
はっきり負担として出てきます。

腰、肩、目、集中力。

体調管理を怠ると、
そのまま仕事に影響が出るため、
この点は常に意識しています。

低価格カットは、
根性論では続きません。

体を前提にした働き方を作らないと、
どこかで必ず止まります。


待ち時間が発生しやすい

一人で営業しているため、
タイミングが重なると
どうしても待ち時間が出ます。

口コミなどでも、
その点に触れられることがあります。

予約制にする。
時間管理を工夫する。
導線を改善する。

できる範囲での工夫はしていますが、
完全に解消するのは正直難しいです。

ここは、
低価格一人営業の構造的な弱点だと感じています。


価格だけで判断されることもある

低価格という理由から、
仕事内容を軽く見られる場面はあります。

「安いからそれなり」
「誰でもできそう」

そういう印象を持たれることも、
残念ながらあります。

実際には丁寧にやっていても、
価格のイメージが先に立つことは避けられません。

ここを強く気にする人にとっては、
かなりストレスになります。

ある程度割り切れるかどうかは、
この働き方を続ける上で大きなポイントです。


それでも続けている理由

それでも、
今のところこの働き方を続けています。

理由はシンプルで、
生活が回っているからです。

無理をしすぎず、
家族との時間も取りながら、
仕事を続けられている。

講習や大会に追われ続けることもなく、
自分のペースで、
仕事と生活を組み立てられています。

体調や年齢を考えたときに、
今の自分には合っている働き方だと感じています。

派手な成長はありません。
大きな話題もありません。

ただ、
続けられているという事実があります。

この「続いている」という状態は、
仕事において想像以上に大きな価値だと思っています。


まとめ

低価格カットは、
決して楽な仕事ではありません。

体力も使いますし、
価格による制約もあります。

ただ、向き不向きははっきりしていて、
地方ではかなり現実的な選択肢の一つだと感じています。

・仕事がシンプルになる
・集客で消耗しにくい
・数字が分かりやすい

その一方で、

・体力負担がある
・待ち時間が出やすい
・価格で見られる

こうした側面もあります。

この記録が、
低価格カットという働き方を考えている人にとって、
判断材料の一つになればと思います。

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低価格でも、安心して任せてもらえる技術を大切にしています

かみのやま温泉駅前でお店を続けながら、日々コツコツ営業しています。 かみのやま温泉へお越しの際は、 カットのついでに周辺のことなど、気軽に声をかけてください。

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